新しい野球文化をデザインするBEN GENERALが目指す世界観
URBAN STYLE BASEBALLをコンセプトに、テクノロジー・クラフトマンシップ・デザインを融合したベースボールブランドを目指す、ベンゼネラル。
クリエイターやデザイナー、セレクトショップのバイヤーの感性光るプロダクトの紹介やサポーターとしての活動を交えながら、本ブランドの世界観と今後の展望を代表の熊本が語る。
「アーバンスタイルベースボール」というコンセプト
ベンゼネラルのコンセプトは「アーバンスタイルベースボール」です。
デュアルキャリアが徐々に浸透しつつある現代社会において、特に東京などの都市部に生活する方々にその傾向が顕著であると考えています。
このような都市生活者に響く野球ブランドとしての立ち位置で、差別化を図っています。
ベンゼネラルとの出会い
私は幼い頃から野球をしていましたが、小学三年生の時に初めて地元の野球チームに入団することになったんです。その際、地元のスポーツ店で初めて買ってもらったグローブとスパイクが、ベンゼネラルだったんですよ。
当時(1980年代)は野球が非常に盛り上がってて、プロ野球チップスや「がんばれ!!タブチくん!!」「ドカベン」「大甲子園」などのコンテンツが流行していました。
プロ野球の人気も凄まじく、当時の有名選手で、巨人軍の中畑さんや「青い稲妻」の異名を持つ松本さん、阪神の真弓さんなどの往年の名プレーヤーたちがベンゼネラルのグローブを使用していたこともあって、私は子供の頃からベンゼネラルに強い印象を持っていました。
ただ、その後ベンゼネラルを使用する野球選手は減少し、残念ながら目にする機会も少なくなってしまいました。
ベンゼネラルとの再会
大人になり、縁あってベンゼネラルブランドの復活に関わるお話をいただいたのが、私の新たな挑戦のきっかけでした。私にとって、ベンゼネラルは初めて購入したブランドであり、野球への愛着の原点でもあったため、このような縁を大変貴重なものと感じました。
これまで様々なブランドの立ち上げやブランディングに携わってきましたが、その経験を思い入れのある場所であるベンゼネラルで活かせるのではないかと考え、ブランドに関わることを決意しました。
ブランディングやリブランディングの専門家として、ブランドを単に変えることが目的ではなく、ブランドが持つ資産をどう活用し、変えるべき部分と変えてはならない部分を見極めることの重要性を考えています。
それを踏まえ、私たちは過去のアーカイブを徹底的に研究、インプットした上で、新しいロゴマークの制作や商品展開などを行ってきました。
ベンゼネラルの本格的な市場展開は2023年から始まりました。それまでは、主に開発期間としてオリックスバファローズに所属する福田周平選手に協力していただきました。
福田選手をサポートしつつ、商品の企画やデザインに注力し、商品開発に尽力してきました。そして、2023年の1月には、渋谷の宮下パークにポップアップストアをオープンし、市場での本格的な展開を開始しました。
アイテム展開の軸となる「デュアルキャリア」という考え方
元々のベンゼネラルにはアパレルのラインアップはありませんでした。
ライフスタイルとクロスオーバーさせるという考えをベースに、アパレルの展開をスタートさせました。
ベンゼネラルは、本当に野球が好きで、日常から密接に野球と関わっている方々にこそ特に魅力を感じていただきたいと考えています。例えば、仕事と野球、または学業と野球など、野球が日常生活の大きな一部を占める方々ですね。
出勤時に野球バッグを持って行くわけにはいかないですし、でも仕事終わりに野球を楽しみたいと考える方も少なくありません。
このようなデュアルキャリアというトレンドを反映し、アスリートだけでなくビジネスマンにもフィットする、日常生活に溶け込むアパレルを展開しています。